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RTOSとは?

リアルタイムOSとは?
リアルタイムOSとは、リアルタイム性を必要とするアプリケーションに最適なスケジューリング方式を採用しているマルチタスクOSの一種です。
リアルタイム性というと応答速度が速いことと誤解される場合が多いですが、厳密にはシステムに課せられる時間的制約を満足できるかどうかでリアルタイム性があるかないかが決まります。
たとえば、平均的に見れば応答速度は十分に速いが、ときどき極端に遅くなることがある場合には、最大実行時間を予測できないという意味でリアルタイム性はないと言えます。
また、周期的に起動するタスクの起動時刻のばらつきが大きいとか、一度起動が遅れるとその遅れがシステム全体に伝播し累積してどんどん遅れてしまう場合もリアルタイム性がないと言えます。
システムに課せられる時間的制約を満足するためには、システムにおける各処理に優先順位を付け、それらを効率良く切替えながら実行させてやる必要があります。これを実現するのがリアルタイムOSなのです。
リアルタイムOSのスケジューリングポリシー
リアルタイムOSでは、Windows や UNIX などのOSとは異なり、一般的に事象駆動方式(イベントドリブン)型の優先度ベーススケジューリング方式を採用しています。このようなスケジューリング方式では、タスク切替え時間などの最悪値を予測することが可能であり、リアルタイム性が要求されるアプリケーションを効率良く設計開発することができます。
リアルタイムOSは、マルチタスクOSの一種です。アプリケーションは、その機能や時間制約などの観点からタスク分割を行なうことが可能であり、プログラム構造を簡潔にすることができます。これにより、モジュール間の依存度を弱めることができるため、保守性も上がります。
リアルタイムOSを使用するメリット
リアルタイムOSを使用すると、以下に挙げるような恩恵を受けることができます。
1)マルチタスク制御により、アプリケーション全体の処理効率を良くします。
2)プログラム構造を簡潔にすることができます。
3)豊富なソフトウェア部品を活用できます。

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